強撚をかけるためには、長い繊維でないとかけることが出来ません。超長綿とは一般的に繊維長が35mm以上の綿を指し、肌触りが滑らかで丈夫でしなやかな風合と、艶やかな光沢のあるのが特徴の、大変高級で希少価値の高いものです。綿の全世界の生産量が、短綿 約5~7%、中長綿 約90%。超長綿の収穫は綿の全収穫のおよそ3%~5%と言われています。
また、糸は通常の糸よりも多く撚りを掛けた強撚糸になっています。シャリ味のある糸に仕上がるため、暑い時期にも着心地の良いさらっとした風合いの編地になっています。コットン特有の毛羽を抑えており、目面もキレイで発色も良く表現されております。
コットンが、エコ・サスティナブルなどの時代の流れから、今、再びトレンド素材として、注目を浴びています。
2020年1月イタリアで開催されたピッティ(糸の総合展示会)
2020年2月 フランスで開催されたプルミエールヴィジョン(国際生地見本市)
においても、多くのブースがコットン素材を打ち出しています。その中でも、希少で上質のコットンが注目されています。使用している超長綿の収穫は綿の全収穫のおよそ3%と、元々、希少で生産量が少ないのですが、世界的にコットンが注目されている流れにおいて、原料の確保がとても難しく、原料の高騰化も起きています。