6月7日(日)15:00- SpinBlue[スピンブルー]

LINE＠を開設しました！

友だち追加をすると・・・
●最新スピンブルーレポートのお届け！
●ON AIR情報の配信
●公式通販サイトで使えるクーポンコードGET

BRAND STORY

Spin Blue

いろんな国の素敵な”糸”や”素材”との出逢いを素敵な洋服にしてお客様にお届けします。

オーガニックコットンなどのナチュラル素材を主軸にしながら、
地球にやさしい、身体にやさしい、こころにもやさしい洋服を展開。

オーガニック素材、エコロジー素材、様々な動植物繊維とコットンの組み合わせなど
100年も続く老舗紡績会社、大正紡績さんとオリジナル素材の開発にも取り組んでいます。

Spin your stories.

Spin Blueは糸、素材だけではなく、そこに育まれた“時”と”人の想い”を紡いでいきたい。

1つの種からコットンは生まれます。
そこには、人、土壌、太陽・・・様々な出会いが繋がり
人の手と時間と努力により質の良いコットンは育っていきます。
そんな様々なドラマも紡いであなたに伝えていきたい。

遥か遠い地で時間と手間と愛情をかけて育った原料。
そんな遥か遠い地を洋服を通して旅して頂きたい。

さあSpin Blueをまとって、新しい旅の始まりです！！！

今回のショーコンセプト

スピンブルーでの初のリネン100％のニットのご紹介となります。

ゲスト大和田剛が、イタリアの紡績メーカーを巡り、出会った、トップメゾンからも愛用されている＜セルヴィッツィ・エ・シエタ社＞の糸を使用しています。

麻の中でも、しなやかでやわらかい肌さわりが特徴のフレンチリネン。その中でも上質なフランドル地方の原料の麻糸で編み立てた美しいリネンニット。

染色で世界的に有名なイタリア/ヴィエラで染めた、発色鮮やかなリネンの糸を使用したアイテムです。同ショーのニットにもぜひ合わせて着用頂きたい、デニム生地で世界的に有名なISKO社のオーガニックコットンを使用したストレッチデニムもご用意しています。

Commitment to materials

素材へのこだわり

Servizi e Seta(セルヴィッツィ・エ・シエタ)社

英語の意味は” Silk Service ”。”2008年の創立当初から、シルクの販売に特化し、上質のシルクをイタリアの企画、染色ノウハウをもって” 中国で生産し、イタリア国内でストックサービスで全世界に販売しているメーカー。

ヴィエラはもともとメンズスーツのウール生地の産地としても、高級素材の街としても、世界的に有名です。19世紀初頭という古くから産業が始まっています。アルプスの南麓に位置し、泉や川に恵まれています。山と丘が多く、美しく豊かな水に恵まれた地域で、この地理的特性が、ヴィエラの繊維産業を生んだと言われています。ヴィエラは良質な水源に恵まれている為、発色の良い色合いを出すことができます。

祖父が、第一世界大戦のあとにヴィエラに設立した紡績工場のオーナー。その会社はもうありませんが、CEOのアルベルト・エノック氏は、その紡績工場のファミリーに生まれた3代目で父親の、志をもってリネンとシルクの紡績会社を2008年、新たに創業したオーナーです。ノウハウと、彼自身繊維業界に長く携わった経験において、自らすべて手掛けています。

糸LINO(リーノ)は欧米のトップクラスのブランドに使用

今回、使用している糸名の＜LINO（リーノ）＞は、欧米のトップクラスのブランドに使用されています。その中で、Servizi e Seta(セルヴィッツィ・エ・シエタ)のある Occhieppo（オキエッポ）という町は寝具のベッドリネンなどで有名な町です。

＜麻はトレンド素材＞
ナチュラル志向のトレンドが続き、特に清涼感のある＜麻素材＞が人気です。ここ数シーズン、「上質感・高級感」に注目が集まっています。服において上質な原料を求める声はますます高まってきています。それと同時に原料や生産において地球環境に配慮したサスティナブルなもの作りを行うこともファッションにおいて重要なキーワードの１つとなっております。

天然素材の麻は、自然分解ができることからエコ素材とも言われています。自然の力で育て、土・雨の力で繊維を分解していきます。自然の恵みから成る素材です。畑も、麻を収穫した後は、数年間、ジャガイモなど野菜を育てる畑にして、休ませています。持続可能な形で使用しています。そういったサスティナブルな物作りにおいても麻は注目されている素材です。

イタリア・フランスで行われる世界的に有名な素材展のブースでも、リネンはここ近年、大変人気となっています。また、先進国の経済の発展によって、寝具他、洋服に使用するリネンの需要が増えています。しかも上質なヨーロッパのリネンを求める国が増えて、需要が増え、供給とのバランスが崩れ、原料の値段も年々高騰しています。

＜原料＞フランス・フランドル産(フランドル地方)

16世紀からリネン産業が盛んで、現在も良質な産地として知られています。フランドル地方は、FALXの生産に適している土地の為、フランドル地方のFLAXは品質が高いと言われております。豊かな土壌から、たっぷりとミネラルを吸収して育ったリネンは、ふくらみやこしがあります。繊維がしなやかで、糸ムラが少なく、光沢のある糸に仕上がります。

リネンは麻の中でもソフトでしなやかな素材で、さらっとしていてチクチク感が少なく、柔らかな着心地の良い風合いが魅力です。また、吸水・発散性があるため、べたつきにくく爽やかで清涼感のある着心地です。リネンの持つシャリ感のある風合いもさわやかな着心地感を与え、夏にぴったりの素材となっています。中国にて、原料を紡績しています。単糸を染めてから、双糸にして、撚糸しています。

＜染色地＞イタリア/ヴィエラ地方

アルプスの麓：世界的に有名な繊維の街です。ヴィエラは良質な水源に恵まれている為、発色の良い色合いを出すことができます。ヴィエラ地方は、多くの生地ブランドが軒を連ねる”生地の聖地”と呼ばれる生産地です。

この地域が”生地の聖地”と呼ばれるのは、良質な生地づくりに必要不可欠な水源に恵まれているためであります。軟水を使用することで、発色良く染まります。
硬水が多いイタリアでも、ヴィエラ地方は軟水な為、生地生産者が集まってくるのは、こういう理由があります。

糸になるまで

亜麻（リネン）は、通常、植物体からスライバーまでをFLAX(フラックス）と呼び、糸及び製品はリネンと呼ばれています。

フラックス（亜麻）は、3月から4月に種をまきます。6月の末から7月の初めに半日だけ、青紫の花をつけます。夕方にしぼんで種になります。7月の中頃に根元から取り除きます。収穫したフラックスを畑に1ヵ月から1ヵ月半程ねかして雨露で表皮を柔らかくさせます。

＜スカッチング＞
乾燥させたフラックスを叩いて、不要な部分を落とします。繊維を取り出します。
ここでフラックスからリネンに変わります。
　↓
<コーミング＞
櫛のようなブラシでリネンをすき、太い糸を細くして、柔らかな繊維のみにします。
繊維を取ります。（※採れる繊維量は約20％）
　↓
＜ハックリング＞
繊維をねじって糸に紡ぐ（ハックリングという作業）を経てリネンの糸が完成します。
何度もハックリングを繰り返すことで、繊維をどんどん繊細にしていき、
しなやかで、柔らかく、光沢もどんどん生まれてきます。
　↓
＜ドローイング＞
鉄と木のロールに挟んでなめします。
リネンに艶が出て、同時に繊維からでるペクチンも潰されて、キレイな繊維になります。
　↓
＜ロービング＞
仮撚りします。仮撚りすることで、次の紡績段階で糸がほぐれやすいようにします。
　↓
＜スピニング＞
水で濡らしながら、紡績をします。
リネンを繋ぎ合わせているペクチンをコントロールして、ゆっくり丁寧に糸にしていきます。