非常に細く繊細な糸のため、織る前の準備から時間がかかり、また織るのも非常に難しく、高速では織れないため、ゆっくりと織りあげています。細番手を織り上げる技術は、世界でも注目されておりトップメゾンの製品も手がけています。
織る前の準備として、糸としかけを丁寧に調整してSETします。糸の細さと密度の調整をして、納得いく風合いになるまで、何度も調整を重ねます。1週間から10日かかります。
調整が完成してから、量産に入りますが、量産も今回のショーのサイズを1本織りあげるのに1時間かかります。
シャトル織機という、今はすでに製造されていない昔ながらの希少で貴重な織機を使用。現行の織機だとスピードがあって、糸がひっぱられたり強く張ってしまい、糸にストレスがかかってしまって、やわらかいふんわりした風合いになりにくい為、シャトル織機が壊れたら直して使用しています。
1枚1枚、時間と手間がかかる大変貴重な贅沢な商品になります。